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幻燐の姫将軍2は2003年にエウシュリーから発売された商業エロゲである。
2020年の12月に購入した。セールをやっていた時に一気にエウシュリーの作品を買ったのでこれもそれに含まれていた。戦女神2をクリアしたので、これをプレイした。2004年にアペンドディスクも発売されたが、こちらは購入しなかった。2とあるのでもちろん前作があるが、特典として前作のストーリー部分をビジュアルノベルにしたものがついてるので、プレイしなくても大丈夫。
公式紹介
魔族の血を引く"半魔人"として生を受けたリウイ・マーシルンは、
人間族の暴力と勇者の侵略によって両親を失った。その復讐を終えてから四年……。
"魔族"と蔑まれるリウイが王となったメンフィル王国は、カルッシャ王国を始め
諸国によって封鎖となる。やがて側近の尽力によって大封鎖は解除に至るものの、
和平会談に赴いた先でテネイラ師殺害の罪を着せられるのだった。
心の中の光と闇に翻弄されながらも、王として決断を迫られるリウイ。
それによって導き出される未来。寄り添いながら見守る王妃イリーナや、
時には敵味方になって戦っていく戦士や姫達。
幻燐戦争……。
後にそう呼ばれる戦いは、カルッシャ王国の姫将軍エクリア・テシュオスに隠された、
誰にも明かすことのできなかった真実へと至る。
感想
[ゲーム性]
一言でいえばファイアーエムブレムのようなゲーム。ゲーム部分は本格的で、中毒性もあって気づいたら何時間もやり続けていた。しかし、自分は普段こういうSRPGのゲームをやってきてないので、難易度易しいを選んだが、普通に何度もキャラが死んだ。キャラが一度死ぬとそのまま生き返ることがないので、直前のデータをロードするしかないのだが、戦闘中にセーブポイントはあるものの、おかしなところでセーブすると面倒なことになる。結局自分は途中でやめてしまった。
本作はコンプリートするために十週以上周回しなければいけないらしく、一つ一つのステージも長いので、ボリュームは申し分ないだろう。
アペンドディスクにはヘタレという難易度と戦闘スキップが追加されているらしいんので、それであればクリア()できたのかもしれないね。
[ストーリー&おまけ&キャラクター&エンディング]
実は以前初代の幻燐の姫将軍を少しプレイしたのだが、2には購入特典として「闇夜の血縁」という初代をビジュアルノベル版にしたものがあるので、そちらで済まそうと思い、すぐに投げてしまった。2も結局途中で投げたのだが…
話は前作の続きで、人間と魔族の血を引く主人公が共存を望むがそれが叶わなくて戦争だー、と言う話。なんだがヴィーナスブラッドフロンティアのような雰囲気を感じた。話は特段面白いというわけではないが、世界観を作り上げられた程度にはよくできた。にしても、同じ世界観とはいえ敵の大将が戦女神2のエクリアでセリカも登場したのは驚いた。
戦女神2と本作との関連性を整理するために攻略サイトとか漁ると、エウシュリー作品の世界観とかがまとめられていて、設定が壮大であることがわかり、エウシュリー作品に対する期待が高まった。多くの地名が出ているが、その多くがゲームで登場していないのが少し気がかりであるが。
[エロシーン&CG]
いまから二十年も前の作品なので、さすがに絵が古く感じてしまう。
クリアしてないので、ネットにあるコンプリートしたセーブデータを入れた。本編のボリュームが多いのでエロシーンの数も多く、和姦も凌辱もあるが、欲を言えば凌辱にもっとアブノーマルさが欲しかった。
[まとめ]
自分はいままでほとんどSRPGをやってこなかったので、本作を楽しめなかった。しかし素人目からしても、本作は作りこまれているとわかるので、SRPGが好きな方であれば本作を十二分に楽しめると思う。