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『戦女神II〜失われし記憶への鎮魂歌〜』感想

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1128字

戦女神II〜失われし記憶への鎮魂歌〜は2002年にエウシュリーから発売された商業エロゲである。公式ジャンルはファンタジーRPG

2020年の12月に購入した。ゲーム性のあるエロゲで、エウシュリーの名が良くあがるが、エウシュリーの作品をプレイするのは本作が最初。2002年発売ということだけが気がかりである。

DMMDL版


公式紹介

……古神七魔神の封印を調べてきてください……

不思議な鈴の音を聞いた翌日、セリカ・シルフィルはレウィニア神権国の守護神「水の巫女」から依頼をうけた。
セリカは水の巫女との盟約に従い、使徒である4人のメイドと騎士レヴィアを引き連れて、魔神封鎖地へと向かう。

『 戦 女 神 』

それは美しき神の肉体(うつわ)を持つ、彼の通り名。
神を殺すことができる力。
それ故全てに忌み嫌われる者。
戦いの中で見え隠れする神々の思惑と自分への葛藤。
神殺しとは、その罪とは何か。
鈴の音が響き渡る時、その答えは静かに導かれる……。

 

感想

[ストーリー&キャラクター&エンディング]

ストーリーに新鮮さはなく、キャラクターにも魅力がなかった。途中からただただ戦闘を進める作業と化してしまった。

ハーレムを築きながら冒険をする他の追随を認めない強さを持つ主人公はなろう系のそれに見えなくはないが、なろう系のような面白さもない。

[エロシーン&CG]

抜きゲではないので、エロシーンは抜けなかった。主人公が女の体を持っているので、どうしてその辺をうまくいかせられなかっただろうか。

時代のせいか、立ち絵の雰囲気が古臭い。たまに気合の入った一枚絵があるが、全体的の出来は良くない。

[ゲーム性]

ゲーム性は本作の唯一といっていいほどの評価できる部分である。本格的で、作りこまれたRPGである。そしてボリュームもある。しかし、きちんと作られてはいるが、格別面白さを感じるわけではない。発売された当時はできの良さが目立っていたかもしれないが、時代を超えた面白さは全くないのである。昔の名作RPGは今やっても十分面白いが、本作はそうではない。エロゲと一般ゲを比べるのは野暮だが、エウシュリーはゲーム性のあるエロゲを代表するところなので、期待していた。

以上を踏まえると、ボリュームがあるということはいい点として数えられないのだ。さらに、本作は周回要素があり、戦闘のエフェクトが飛ばせないため、冗長に感じてしまう。自分は一周だけやってやめた。

[おまけ]

自分の買ったdl版には無印の戦女神のビジュアルノベル版がついている。本作をプレイする前にプレイした。

[まとめ]

評判はいいが、発売から20年ほどたった今やると全く面白くないのである。一部完成度高い部分もあるが、今やるのはおすすめできない。