1925字 読了時間約4分
作品名 | 遺作 |
ブランド | エルフ |
シナリオ | 蛭田昌人 |
原画 | 横田守 |
発売開始日 |
2017/10/10(Windows10) 1995/5/30(初出) |
定価 | 3800 税抜き |
公式ジャンル | サスペンスAVG |
パッチやアペンド | なし |
ジャンル |
シナリオゲ ゲーム性のある |
属性 |
アニメーション ミステリー 凌辱 |
DMMダウンロード版 リンク |
古いゲームですので何度かリメイクされたりしてる。自分が買ったのはdmmのwindows10対応版です。
公式紹介
夏休みを楽しんでいた主人公は、ある日一通の手紙により学園の旧校舎に呼び出されます。しかしそこにはクラスメイトや先生も同じように呼び出されていました。誰が?何の目的で?全てが理解出来ないまま、ひとり、またひとりと仲間が姿を消していきます。主人公はこの狂った空間から脱出しなければなりません。しかも頼りになるのは、旧校舎に残されたアイテムと自分の頭脳だけです。アイテムを取り、アイテムを使い、考えて解くゲーム『遺作』。はたしてあなたは、何人の美少女を助けることができるだろうか……。
アイテム探しとアイテムの使い方はプレイヤー次第!アイテムの使い方を間違えたらハッピーエンドにたどり着けない、そんな緊迫感がゲームをさらに盛り上げます。ダークなストーリーとハードなHシーンをご堪能ください。
おすすめするポイント
珍しくゲーム性のあるAVG。
古き良きエロゲ。
思い入れ、事前印象
2019年の八月にエルフとシルキーズの10本一万円セールで買った。
蛭田昌人さんの代表作だと思うおやぢシリーズの一作目。前々からやりたいと思っていた。
感想(これより先はネタバレあり)
[ストーリー&エンディング&キャラクター]
最初は遺作の一方的な罠だと思ったが、話が進むにつれて親友の陣八も一枚かんでることがわかる。最初は全く怪しくなかったけど。
ゲーム性が強い分、多くのキャラとのかかわりが薄い気がする。主人公は前半ずっと一人で行動していて、すれ違った人や教室に集まってる人としか話をしないので、メインヒロインの美由紀以外のヒロインはちゃんと話すこともないうえ、性格的にきついヒロインも多くいた。里香は主人公に迷惑しかかけない嫌われヒロインみたいで、何の役にも立たない。先生も頼れそうでメンタルが弱い。明美も言動が生意気でヒステリー放火魔。琴未も宗光をかばってて好感を持てない。美緒のキャラは好きだが、かかわりが少ないので、そういう展開にならない。美由紀は最初なんとも思わなかったが、一緒に行動するようになってから魅力を感じ始めた。吊り橋効果だろうか。
特筆すべきはやはり宗光だ。とにかくうざい。一挙手一投足がうざい。どうすればこれほどうざいキャラが作れるのだろう。周囲のキャラはなぜなにも言わないのだろうか。なぜこやつを助けないとトゥルーエンドを迎えられないのだろうか。まあ、理事長の悪事がばれればこやつも終わるやろ。
バッドエンドの一つに九月になってから再び手紙をもらうものがある。その手紙は誰が出したのだろう。正解は用意されてないと思うが。
[エロシーン&CG&アニメーション]
古いゲームなので自分には絵が古臭く感じる。また、落ち込んでるときに「青」ざめている顔がなんか変だった。
ダークな雰囲気のゲームだがエロシーンに奇抜なものはなかった。珍しいのは無理やりセックスさせるくらいだった。キャラクターはヒロイン一人一シーンだが、宗光のみ三シーンもあるのでメインヒロインでしょう。
にしても、宗光君の手コキシーンはすさまじかったね。うざいキャラなのでざまあとも思ったが。アニメーションもこのシーンしかないのかな。それともこれが印象的過ぎてほかのシーンのアニメーションは忘れてしまったからか。
[ゲーム性]
画面にクリックして調べる形のゲーム。少し難しかった、判定がシビアなところも少し面倒な気もする。鈴を渡すところとか、バケツを取るところとか。選択肢ばかりのアドベンチャーゲームよりはゲーム感がある。昔このようなゲームをやったことある気がするが、思い出せない。あまりこういう感じのゲーム見ないような気がする。
また、細かい分岐が多く、よくできている。自力でコンプリートするには時間をかけて周回する必要がある。自分は二週目以降攻略見ました。
主人公はずっと塗料でいっぱいのバケツを運んでいたのかね。
[BGM]
怖いものが多く、雰囲気に合っていた。
[まとめ]
珍しくゲーム性の強いアドベンチャーゲーム。しかしゲーム性が強い分主人公がずっと謎解きをしてヒロインを攻略することもなければエンディングのないヒロインも多数いる。
時代的に自分はこの作品を正確に評価することはできないだろう。