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お師匠様と僕 -どこでもセクハラ☆おねショタRPG-は2011年にさくらぷりんから発売された同人エロゲである。公式ジャンルはお師匠様が弟子にセクハラしまくるエロRPG。また同年に拡張パックであるお師匠様と僕 -完全版の素-も発売された。fanzaではどっちも入った完全版が販売されている。
2018年7月に本編と拡張パッチを購入した。販売数が多く、同サークルの腐界に眠る王女のアバドーンの評判もすこぶるよかったので、本作を買った。
公式紹介
僕の名前はアル
魔法使いのお師匠様の弟子だ
ある日、お師匠様が封印したはずの洞窟から
突如魔物が溢れ出した
原因はお師匠様の魔力低下によるもの…らしい
そんな事情も知らなかった僕は
村長と洞窟を再度封印する事を約束してしまい
お師匠様と2人、洞窟の最下層を目指す事になったんだけど…
魔力低下の激しいお師匠様に、MP回復の為にと
事あるごとにセクハラやエッチな事をされて…
こんな事で、洞窟の封印なんて本当に出来るんですか!?
感想
[ストーリー&キャラクター&エンディング]
ショタのアルがセクハラお姉さんのお師匠様と一緒に戦う話。お師匠様の力は精力でしか回復できないと、抜きゲあるあるのような設定となっている。
完全版でボイスが追加され、アルとお師匠様がフルボイスになった。しかも紅月ことねと大山チロルという同人音声業界では知らない人がいないと言っていいほどの大物だ。発売された2011年当時はどうなのかは知らないが。しかし、ショタのアルが紅月ことねでお師匠様が大山チロルというのを見た瞬間目を疑いましたね、解釈不一致だ。普通、逆じゃないのかね。発売当時では今とはキャラが違うのかね。
いろんなオブジェを調べたときにセリフが用意されているので作りこまれているのがわかる。全体的にほのぼのとした雰囲気で、コメディな要素もある。値段以上のボリュームだが、5時間ほどで終わる。
終わり方がベタだが、抜きゲである本作ではこういう終わり方で十分良い。
[エロシーン&CG]
完全版の素に入ってるウルテクではCGや回想を全開放するコマンドが入ってる。
CGはサンプル画像を見ていただければわかるが、同人にしてはレベルが高い。
エロシーンの数は多くないが、値段を考えればコスパは悪くない。シチュエーションはおねショタで、アルとお師匠様以外は出てこない。シチュエーションはほぼすべておねショタで少々アブノーマル。
これだけをみればわたくしの大好物だが、ここで一つ気になることを言わずにはいられない。それはアルが襲われることに対してまんざらでもないということだ。おねショタの主役はおねではなくショタである。お師匠様のキャラは悪くない。アルのキャラも悪くはないが、決していいとは言えない。最初からセクハラに慣れていて、いやいや言いながら体は正直で抵抗は全くしないのだ。けしからん。別にショタが快楽堕ちしてはいけないというわけではない、ただ堕ちるまでの過程をきちんと描いてほしかったなって。
また、戦闘中や探索時にセクハラを行うことができるが、これはお師匠様がアルに対して行うもので、最近のこういうタイプの同人ゲの敵が主人公に対して行うセクハラと違って、作業感が強く、スリリングさが感じられない。
ということで、とても残念だが、個人的には実用性をあまり感じられなかった。
[ゲーム性]
エンカウントしないように設定出来たり、ボタンを押せばエンカウントできたりと親切設計である一方、戦闘は結構シビアで、雑魚敵でも気を抜くとゲームオーバーになったり、レベルをカンストした状態で最強の武器を持っていても、ボスの弱点を突かないと勝てないようになっている。ゴリ押しが通用しないのだ。
戦闘の高速化がないのとお師匠様が魔力を消費しない攻撃を行うには魔力がほぼ0にならないとできないのが難点。
完全版の素に入ってるウルテクではレベルをカンストにするコマンドがある。
[おまけ]
完全版の素にはアルとお師匠様の着せ替えとおまけCGが入ってる。着せ替えではセリフを言わせられる。おまけCGはおまけにしては本編と同じクオリティで量も多かった。
[まとめ]
同人ゲにしては古い作品なので最近の同人ゲと比べると劣る部分があるのだが、作りこまれていて、値段を考えるとコスパもよい。