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『車輪の国、向日葵の少女』感想

5002字 読了時間約12分

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作品名 車輪の国、向日葵の少女
ブランド あかべぇそふとつぅ
シナリオ るーすぼーい
原画 有葉
発売開始日 2005/11/25
定価

6995(DL)税込み

公式ジャンル

ヒューマンドラマAVG

パッチやアペンド ファンディスクあり※
ジャンル シナリオゲ 
属性 泣きゲ 田舎 夏
クリア時間 約18時間
DMMダウンロード版 リンク

車輪の国、悠久の少年少女…記事リンク

PSP版はこちら全部(もちろんエロシーンなし)、そしてファンディスクの法月編を収録。移植版には警告劇場という数分の(中身のない)おまけがある。

公式紹介

初夏。
罪を犯すと『特別な義務』を負わされる社会。
罪人を更正指導する『特別高等人』という職業を目指す主人公・森田賢一は、その最終試験のため、とある田舎町を訪れる。
『1日が12時間しかない』、『大人になれない』などといった義務を負う少女たちと学園生活を送るが、『恋愛できない』少女・夏咲と出会ってから、賢一の歯車が狂いだす。
崖にひっそりと建てられた自分の墓、
山間洞窟に隠された父親の遺産が次々と賢一を追い詰めた。
贖罪を問われることになった男が見た、車輪の国の真実とは……。

おすすめする人


とても有名な作品なので全員にお勧めできます。シナリオゲに興味がある人ならやってみてはどうでしょうか。何も調べないでください、ネタバレされますよ。

思い入れ、事前印象


2017年の二月にpsp版をvitaで買い、クリアしたのちに璃々子(ネタバレ反転)のエロシーンが気になり、同年八月にPC版本編とファンディスクを半額で買った。

ブログを見ればわかると思うが自分は抜きゲばかり持っています。別にシナリオゲに興味がないわけではありません。ただ自分はエロゲを買うときにどうしてもシナリオゲよりも抜きゲの方を選んでしまうのだ。下半身で物事を考えているので。あと抜きゲは頭空っぽにしてやれるのに対して、シナリオゲはある程度精神的な余裕と時間と親に邪魔されない環境をもってないと十分に楽しめないと思います。学園時代の自分は学業によるストレスと時間上の問題とフレンドリーな親でシナリオゲを後回しにしようと思いました。とある日psストアで車輪の国がめっちゃ安く売っていたので買いました。vitaなら気軽にやれるだろうなと思い、連日寝る前にベッドでやってました(一回寝落ちしたせいで、スティックが怪しくなりました、寝相がひどいので)。作品自体は結構前から知っていた。名作エロゲとしてよく名前が挙げられたので、期待をもってプレイしました。初めてやったシナリオゲです。泣きました。

 

感想(これより先は結構なネタバレあるので、まだやってない人は絶っっ対に見るな!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ストーリー&エンディング] 

 第一章

いきなり主人公森田健一が世界観について紹介しだす。要点をまとめると犯罪すると罪によって異なる義務を課せられ、特別高等人を付けられる。特別高等人というのは義務を持つ被更生人を監督し、更生させるもの。なるには厳しい試験をクリアする必要があり、国で最高のエリート集団である。主人公はこの試験の最終試験を受けるためにとある田舎町に向かっているという。

いきなりだが主人公の言動が気になる。訳の分からないことを口走ったり独り言を言ったりして会話の相手を困惑させる。嫌いじゃない。上述した通り二週目なのでトリックはわかっているが、最初やったときになぜ明らかにおかしいところに気を止めなかったのかというと、たぶん主人公のおかしな言動で注意をそらしに来たんだろうね。そして法月のとっつぁんの登場。若〇さんですね。強そう。南雲えりの死。最初は法月のやばさを紹介させるためのものかと思ったが、クリア後だとたぶん不安要素を消すのとおかしなセリフを忘れさせるためのものかと思われる。

学校へ行きおかしな言動を披露する主人公。そして出てくる磯野、さらなる電波さを見せる。主人公のは全然大丈夫だったが、磯野は少々むかついた。でも面白いと感じるときもあるけどね。最後に、まなかわいい。

最後にさちの監督を任命され、二章へ。

 第二章

一日が12時間しかない義務を持つさち。頭はいいが努力はしない天才肌の元気系巨乳。義務自体はきついが解消の仕方はシンプルで、長い期間働けばいいらしい。しかしさちはもちろんそうしてくれない。家に泊めた代わりに洞窟探検に付き合わされる。さちが一回死にそうになるも(選択肢次第で)主人公のおかげで助かる。クソデカダイヤと重要な情報の入ったUSBを手に入れる。

ダイヤが手に入り、さらにだらけるさち。更生の目処が全くたたない。そうこうしているうちに、さちの義理の妹であるまなを買うという異国の大使があらわれる。ダイヤでなんとかなると思いきや大使はありえない増額をする。まなを助けるためにさちは10日以内に絵をかき主人公がそれを買い取りその金でまなを救うと決める。しかし、トラウマとだらけた生活習慣でなかなか絵が完成しない。この時のさちに共感できるところは大いにある。テスト前に大半の人が経験するあれだ。期日はすぐに来るでも今日はやりたくない。あしたでいいか、今日はこれだけやっとけばいいや、今日は調子が悪いから今日は早く寝て明日早く起きてから(でいつも通りの時間に起きる)やった方がいい、なんとかなるでしょ…わかるでー。そんなとき、まなが家出をし、さちはやっとやる気が起きた。だが結局期日内に金額相当の絵は完成できなかった。まなは異国へ売られたがさちは義務が解消され毎日絵を描き続けるようになった。ですべてはとっつぁんの仕掛けたことだとわかる。

さちとまなの別れのシーンがこのゲームで一番泣けたところだった。まなはええこや。

 第三章

ひょんなことで主人公は灯花の担当になった。親の指示には絶対に従わなければならない大人になれない義務を持つ灯花。おバカ系甘党ツンデレ。この義務は少し変わっていて、数年に一回親に対して試験を行うことがあり、そしてその試験は死人が出るらしい。しかしこどもが署名をすれば試験に行かなくても済むようになるという。監督を続けていると灯花より母である京子さんの方に問題があるように思えてくる。結局灯花は法月の策略により署名することなく、京子さんは試験に行くことになったが、主人公が無理やり連れ戻した。実は京子さんは灯花の父親の姉で、灯花は実親から虐待を受けて京子さんに引き取られたそうだ。(京子さんは三十代前半、灯花の父親の姉なので…ん?まぁ世界観が違うし…)

京子さんが吹っ切れてキャラが崩壊したところに、実親から連絡が来て実親と京子さんのどちらかの選択を迫られる灯花。灯花は料理を作り誕生日を祝うが主人公が京子さんの虐待を指摘し京子さんが正体を現す。しかし灯花がそれを受け止め、話が終わる。

灯花がかわいくて、京子さんもSっぽそうで好きだった。後この章では磯野が結構出しゃばってくる。バッドエンドは印象的で、京子さんが死んだ後、灯火が廃人になって、おっぱいをさわってた。ムフフ。

三章は二章と構造が似ている。二章では洞窟探検からの絵描き、三章では試験からの誕生日祝い。二章ではさちを更生させるのにまなを異国の人が買い取るということを突破口にした。三章では京子さんを更生させるのに灯花をもとの親の下に戻すことを突破口にした。二番煎じに感じなくもない。しかも家族を異国に売られることと娘が実親の下に戻ることでは危機感の差がありすぎる。三章は二章に比べると緊迫感と新鮮さがなく、少し退屈でした。

 第四章

異性と触れ合うことができない義務を持つ夏咲。一人を好むおどおど系。幼なじみで初恋の相手樋口健を待っているというも、主人公自らすでに自分が樋口健と最初のほうで言ったものの変化が大きいため、気づかれていない。主人公も夏咲の過去との変化に少し疑問を持っていた。かつての夏咲はクラスの人気者で自分と遊んでくれていた、しかし久しぶりに会った夏咲はおどおどしていて人付き合いを避けている。主人公が自分が樋口健であることを打ち明け、抱きつく。最後に夏咲は元の明るさを取り戻したが、法月に囚われ、おわり。

 章と章の間に入る回想

主人公の過去についてで姉との話。psp版ではもちろん最初のエロシーンがなかったが、ろうそくのくだりはありました。ブルータス…お、これ知ってるぞ、と思ったら。「チョー気持ちいい。」と来て、内容も声も!?ってなったわ。璃々子が好きになった。やっぱり声優がいいですね。「汚くない、お姉ちゃんのつばは汚くない。」の勢いもいいですな。あと時折見せる恍惚とした表情。おれも璃々子お姉ちゃんほしい。姉は手コキはしたものの、さすがに本番まではいってない。SM系の本番が見たい。

 第五章

璃々子姉さんには驚いたね、本作一番の見どころだね。鳥肌立った。やはり璃々子の会話シーンは面白い。ずっと見ていたい。足と薬の下りはそこまで好きじゃない。足は予想できなかったが、こんなすんなりとうまくいかないだろうと思っていたのでそこまで驚かなかった。薬はなんとなく察しがついた。最後の洞窟から出たところは納得いかない。法月の立場がいまいちよくわからない。ファンディスクの法月編をクリアするとわかるだろう。バッドエンドが印象的で、おそらく法月が計画していた結末でしょう。

 ED

全部で5つ。夏咲エンドは二人が付き合って平和な日常が続く。さちエンドでは絵で世界的な賞を取り、まなと再会する。まなは秘書長的なポジションになったがそれまでにどういうことを経験したのかは言及されていない。元気そうだったのでokです。灯花エンドは親を招待し主人公、灯花、親、京子さん(、磯野)で食事をする。ハーレムエンドではみんなと田舎で楽しく過ごす。璃々子エンドでは政治家になっていて璃々子はその秘書になっている。トゥルーエンドっぽい。

エンディングはどれも短く、一番長い夏咲エンドも20分ほどで終わります。気になる点としてはフラグは話の途中で立つので他のエンドに行こうと思ったら、前の方に戻って、結構な量のスキップをしなければならないということと意味のない選択肢が多いこと。

 

面白さ順に並べると第二章>回想>第五章>第一章>第四章>第三章。

日常の会話が面白く、全体的にネタも多かった。印象に残ったのは三国志ネタ、カポエラ(ネタというか?ってなりましたね、ちなみにカポエラを知ったのはデ〇ノートです)、あとどらちゃん。

[キャラクター]

好きな女性キャラを順に並べると璃々子、まな、京子、灯火、さち、夏咲、えりです。法月と磯野は入れづらいね。

  • 璃々子

エロゲ特有の血のつながってない姉。S。ボケもツッコミもこなせる。面白い。好き。声優もよくて、後藤y…おっと、誰か来たようだ。

  • まな

いいこ。かわいさで言ったら一番。ファンディスクではエロシーンがあるそうだ。

  • 京子

Sっぽい。なので好き。ストレスが溜まってそうなので俺で解消してほしい。

  • 灯花

アイスをペロペロなめるところは想像できてかわいかった。

  • さち

こういう友達ほしい。おっぱいもデカいし。

  • 夏咲

メインヒロインにしちゃ目立ってない。どもどもですはそこそこ好きかな。

  • えり

一瞬で終わった人。いうことがねえ。ファンディスクでは出番があるそうだ。

  • 法月

代表的なキャラ。名言製造機。声優がいいのもあって、印象に残るキャラ。

  • 磯野

川辺で一人で走って「あははは」っていうシーンがなぜか記憶に残ってる。俺と同じく京子さんの魅力に気づいてる。

  • 主人公

珍しく有能系イケメンの主人公で嫌いにならなかった。

[BGM]

一番印象に残ったのはwatch out!エクストラのサウンドモードを一通り聞き返したら、光の先にもよかったなと。

[エロシーン]

シナリオゲのため、数が少なく、全部で7つしかない。さち、灯花、璃々子が2つずつでメインヒロインであるはずの夏咲が1つしかない。上記した通りエロシーンが気になってPC版を買ったのですが…後悔はしません。

さちの足コキと璃々子の手コキが良かったです。璃々子とのSMはなぜ一つしかないんですか!?ファンディスクに期待ということで。

[まとめ]

名作と言われるだけあって面白かったが、腑に落ちないところもありました。そこはファンディスクをやろう。