1825字 読了時間約4分
作品名 | 臭作 |
ブランド | エルフ |
シナリオ | 蛭田昌人 |
原画 | 堀部秀郎 |
発売開始日 |
2017/10/10 (windows10) 2001/10/26 (DVD-ROM) |
定価 | 3800 税抜き |
公式ジャンル | 盗撮AVG |
パッチやアペンド | なし |
ジャンル | シナリオゲ |
属性 | 凌辱 アニメーション |
DMMダウンロード版 リンク |
公式紹介
鬼畜道の美学を極めろ!
○キ共め、みんなして俺の美学を踏みにじりやがって……
とある音楽学院の女子学生寮。そこに偽の管理人として潜り込んだ、天下御免の鬼畜男〔臭作〕。彼は自らの容姿も省みず、平凡な管理人を装いながら、密かにある計画を思いつきで企てていた…その計画とは、「たくさんの写真を撮って女の子を脅しちゃうぞ、作戦」。
あなたはこのイヤな野郎〔臭作〕を操り、ゲームをいやいや進めていくことになります。妄想と現実が交差する〇辱の宴に、あなたは一体何を見るのでしょうか…。
「キング・オブ・外道」の誇りをかけた、壮大かつ緻密な極悪計画が今、始まる!
●デジタルカメラとビデオを駆使して女のコたちの致命的な脅迫ネタを集め、彼女たちを思いのままに!気の強い女のコが次第に壊れ奴●に落ちてゆく過程は嗜虐心をそそる。アイテムや豊富なHシチュエーションで鬼畜道を極めよう!!
おすすめするポイント
古き良きエロゲ。古いが、それでも楽しめられる。
思い入れ、事前印象
2019年の八月にエルフとシルキーズの10本一万円セールで買った。
蛭田昌人の代表作であるおやぢシリーズの第二作。
エロゲ最高売り上げ(?)を誇る作品だそうです。
感想(これより先はネタバレあり)
[ストーリー&キャラクター&エンディング]
前作に当たる遺作と異なり、今回は臭作が主人公である。正確にはプレイヤーの操るキャラが臭作といったほうがいいかもしれない。
凌辱メインで文章の量自体は少ないので、会話を通じて特定のキャラクターを好きになることはないと思う。個人的な話ではありますが、この加藤、志保お嬢様と朝美お嬢様のいやらしい肉壺に肉棒を突っ込みたいぜ。ハアハアハア。
各キャラの部屋へ行きいなかったらビデオやカメラを設置してスケジュールを埋めるように勧めていくゲームで、うまく盗撮するためには周回が不可避であり、ぶっちゃけ作業ゲーである。臭作もとい蛭田昌人さんによるキャラクターの掛け合いが面白いので、ここはそこまで苦痛ではなかった。鬼畜もんの臭作とお嬢様が同じ画面にいることだけでシュールだが、さらに臭作の芝居がかった口調と時折漏れてしまうドきつい下ネタ。おそらくこれが臭作のうわべの面白さだろう。
さて、問題の裏ルートだが、初めて見たときは衝撃を受けました。普通のキャラゲであれば、絵里というヒロインは自分にとって魅力的なものだとは思えないが、凌辱メインのゲームだからこそ、惹きつけられた。急展開ではあるがエンディングに感動した。他の凌辱ゲと一線を画す凄みを感じたのだ。
しかし、改めて考えてみると、絵里という不自然なほどに完璧なキャラにはライターのどういう意図が込められているのだろうか。裏ルートに入ると、プレイヤーは絵里と共に臭作に抵抗することになっているが、そこで臭作側について絵里を凌辱するルートもあっていいと思うが、それができない。綾香と香織は確かに凌辱ゲによく出てくるむかつく高飛車なキャラではあるけれども、ほかのキャラは至って普通のヒロインである。プレイヤー絵里以外のキャラを容赦なく凌辱していったが、絵里という完璧なキャラと出会った途端、良心がよみがえった。ご都合主義であるように感じる。この作品は作者が凌辱ゲをやるエロゲーマーを諭す意味が含まれてるのではないかと思った。絵里は作者がこの目的を果たすために作り上げたキャラクターに見えてしまう。シナリオは好きだけど、納得いかない部分もあった。
[エロシーン]
凌辱ものとはいえ、シナリオゲなので正直抜けましぇん。段階を踏んでないというか、臭作のやりたいようにやってるだけ、美学の違いだろうか。
[アニメーション&CG]
絵は古いわりにとても質がよく、アニメーションもぬるぬる動くが、アニメーションはリメイクしづらいだろうから90年代アニメ感がある。
そのアニメーションを見れたからと言ってなにかあるというわけではないが、盗撮してる故の達成感は感じた。
[まとめ]
遺作と比べると、いろいろと進化が感じられた。抜けはしないが、シナリオはとてもよかった。