エロゲ日記(仮)

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『おまえのなつやすみ』感想

1746字

紹介

基本情報

おまえのなつやすみは2004年にFlyingShine黒から発売された商業エロゲである。

シナリオは石埜三千穂、原画は長岡建蔵、音楽はさっぽろももこ。

公式ジャンルは義兄妹つゆだくひきこもりアドベンチャーゲーム

 

購入時期や事前情報

2020年7月に購入した。

スタッフがさよならを教えてと同じだし、サンプルCGにある主人公が気になったので購入した。

 

リンク

DMM版


公式紹介

「夏休み、ハワイに行くから」

両親の言葉を聞き、友人たち、近所の人、親戚……
あらゆる人々に

「夏休みは家族でハワイ旅行に行くのさ」


などと自慢げに言いふらしてしまった少年。
しかし身勝手な両親は、実は自分たちだけで旅行に行く
計画を立てていただけのことだった。

夏の盛り、家に取り残された少年と、その妹。


水泳部員の妹もまた、部活を休む代わりにハワイでしっかりと
焼いてきて、夏休み明けの「校内日焼けコンテスト」で
見事優勝して見せる、と大見得を切ってしまっていた。
友人、知人に、近所にいる姿を見られるわけにはいかない。

かくして、世を忍ぶひきこもり生活が始まった。


やがてそれはエスカレートしていき、

様子を見に来た従姉を


巻き込むあたりから、少年少女たちの暴走が始まる……。

 

感想

ストーリー&キャラクター&エンディング

本作の分類を迷った。シナリオは意味が分からなかったし、萌え要素はもちろんないし、エロシーンもそこまで実用性があるわけでもなかった…最終的には抜きゲにしたが、その理由はエロシーンの数がそれなりにあるからだ。バカゲーであるということは疑いようもないが。

まず最初のツッコミどころとして、主人公がデビル○ンだ。ネットの情報だが、原作者公認だそうだ。だからといって、それにするメリットが全くないように思える…バカゲーらしいといえばそうだが…主人公の名前を変更できるが、その場合、「おまえ」になる。なんだそりゃ。

ストーリーとして、変人の主人公がハワイに行けると思って周囲のひとに自慢したが、親は親だけでハワイに行き、残された主人公が残されたと気づかれたくないため、妹を巻き込んで夏休み中家に引きこもる話。じゃあ家の中でハワイらしいことをやろうとするが、バカの主人公からは大した案が出るはずもなく、百物語をしたり、妹や途中から巻き込まれたいとことエロいことをすることに…で、途中からはグダグダになり、それでも引きこもり続け、エンディングまでグダグダと…って感じの話。ずっと変化を期待してストーリーを理解しようとすると、変な気分になるところはさよ教と似ている。

タイトル画面で「引きこもる」というワードが複数あるので、この作品のタイトル含め、本作は「エロゲをやるようなしょうもないやつ=おまえら、の夏休みはこんな感じにグダグダで、ずっと家に引きこもってんだろ」っていうメタな話なのではないかと思い至った。

どうでもいいが、高○ブーのポスターが最初岡○斗司夫に見えた。

 

エロシーン&CG

古い絵柄だが、エロくないというわけではない。公式ジャンルにもあるように、終始あせだくなので、それが好きであれば。また、妹のほうは日焼け水着巨乳属性なので、受ける人も多いでしょう。いとこの方は色白でやせ型の貧乳。正反対だね。

エロシーンの内容は、大体普通なもので、印象に残ったのは女体盛りでそうめんくらいだな。エロシーンは短く、実用性があるかというと、上記した汗だく日焼けが好きじゃなければきびしいでしょう。

また、主人公の主張の激しい顔がたびたび画面に出てくるので、そっちに目がいく。きもい顔ならかわいいヒロインがキモイモブに犯されるって興奮できるが、今作の主人公は別にきもいわけではなく、顔がうるさいなので、多くの人にとってエロシーンの邪魔になるでしょう。

回想画面が凝っていて、面白かった。

 

音楽

OPがある。

さっぽろももこさんがBGMやOPを製作されたと思うが、さよ教ほどの中毒性はなかった、とはいえ、ずっと聞いていると変な気分にはなる。曲数が少なかった。

 

まとめ

バカゲ―だが、万人におすすめできない作品。本作を購入してプレイすること自体がバカだ。評価が難しく、作中のグダグダ感も意図されているようにも感じる。

続編も持っているので、いつかプレイしたいと思う。