『ランス5D ひとりぼっちの女の子』感想

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紹介

基本情報

ランス5Dは2002年にアリスソフトから発売された商業エロゲである。

公式ジャンルはADV+RPG。

購入時期や事前情報

2019年11月に購入した。

1、2、3がリメイクで、4と鬼畜王がフリー配布で、5である本作から普通に販売されてるナンバリング作品です。

公式のPVなどでわかるように、本作は前作から6年、ABCの三つの案がだめになった後に作られた作品である。鬼畜王の出来が良すぎて、その続編の制作に苦労したということでしょう。

また、評判のいいランスシリーズの中でも、本作のいい評判はあまり聞きません。サイコロゲームということだけはなんとなく事前に知っていた。

erogenikki.hatenablog.com

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FANZA版

公式紹介

遊びまくって生活資金が無くなったランスは奴●のシィル、ペットのあてな2号を連れていやいやながらも冒険の仕事をしていた。
が、迷宮の中で迷子になってしまう、出口は見つからない…。
苦労の末たどり着いたのは、妖怪がうろうろしている不思議な城だった。

感想

ストーリー＆キャラクター＆エンディング

1、2や4.1、4.2のような、メインストーリーから外れた話だった。というか、鬼畜王で世界地図見せてきたのに、いきなりどこかもわからないところで話を始めやがった。話のスケールで言うと、

　　　　　　　　　鬼畜王＞3＞4＞1＞2＞本作＞4.1=4.2

という感じでしょうか。あと、過去作品のキャラがあまり出てこないのもスケール感に影響与えてる。

あまりストーリーは面白くなかった。

キャラに関しては、重要な新キャラが二人おり、パッケージヒロインのリズナとコパンドン・ドット。リズナは和服のせいで全然見えなかったが、爆乳だった（だから和服はあまり好きじゃない）。コパンドンはそこまで出番が多くなかったが、よくわからないところで再会しそう。あと名前の響きがかわいい。フェリスは救われてほしい。あてな2号は面白いし、かわいかった。シィルに関しては、ランスの純愛の一面が見えて、ちょっとだけ嫌だった。嫌いじゃないけどさ。

ロープライスらしい短編だった。エンディングまで見ても、今後の作品に関係のありそうな要素は出てこなかった。そう考えると、本作は4.1、4.2のようなスピンオフ作品かもしれない。

エロシーン＆CG

色使いとか、4や鬼畜王から徐々に良くなってきてるのが分かる。

とはいえ、実用性はやはりいまいち。

本作の3年前に発売されたダークロウズと比べてもエロさは劣ります。原画が違うのも原因でしょうが、ランスはゲーム性重視なので、この絵柄のほうが似合うけどね。

ゲーム性

サイコロを使ったTRPGのようなゲーム。ストーリーでもそうだったが、ゲーム性も4.1、4.2と少し似てる。ルーレットが出てきたときは面食らっちゃった。ダンジョンで移動した後に起こるイベントや戦闘での行動は全てサイコロの出目次第。運要素の大きいゲームだった。

ターンごとに、重要イベントでオートセーブされる。好きなタイミングでセーブできない。幸い、積む行動をしてしまうと、自動セーブをされない。

一周目はまだシステムをよくわかってなかったので、制限時間ギリギリでクリアした章もあった。何度も何度もロードした。クソゲーだと思った。同じスキルを重ねると強化されることを知らなかった上に、ほとんどの戦闘から逃げたため、中ボスにも苦戦して、何度も挑んだ。なんとかしてラスボスまで行ったが、歯が立たなかった。さすがにどうにもならなかったので、二周した。一周目では制限時間が厳しく積みかけたが、今度はできるだけ探索してアイテムを集めてレベリングするためにあえてメインイベントを避けた。二周目は効率よく進められたが、持ってた目虫が二つとも二だった。ラスボスの二の技を三回くらうと負けるので、捨てるしかなく、結局勝つまで何度か繰り返した。

システムが分かった二周目はそれなりに楽しめた。変わったゲーム性だったが、さすがはアリスソフト、運要素以外のバランスがよく出来てる。