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『Dies irae 〜Acta est Fabula〜 HD −Animation Anniversary−』感想

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Dies iraeActa est Fabula〜 HD −Animation Anniversary−は2017年にLightから発売された商業エロゲである。公式ジャンルは学園伝奇バトルオペラADV。

2007年にDies irae -Also sprach Zarathustra-が発売され、当時怒りの日事件とかいう事件が起こったらしいが、詳しくはネットで検索してください。

2009年7月にDies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-、12月に完全版であるDies iraeActa est Fabula〜が発売された。

2012年に全年齢版で追加要素を加えたDies irae 〜Amantes amentes〜が発売された。

2017年にアニメ化を記念して、HD画質のDies iraeActa est Fabula〜 HD −Animation Anniversary−を発売。

2018年に、switchに全年齢版にさらにシナリオを追加したDies irae 〜Amantes amentes〜 For Nintendo Switchを発売。

18禁要素があるものなら2017年初の本作が一番新しく、全年齢版なら、2018年にswitchで発売された物が一番内容が多い。抜きゲではないので、エロシーンのクオリティは期待できないため、全年齢版の方をお勧めする。

2021年6月に購入した。燃えゲの名作としてその名を界隈に轟かせているので、知らない人はいないでしょう。自分も前から本作の名を聞いたことはあったが、購入してこなかったので、セール時に購入してプレイした。評判も高く、CGもよさそうなので、自分の中で期待が高まっていた。

DMMDL版


公式紹介

大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。
人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。
男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。
犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。
――大虐殺ホロコーストを。
目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。
この永劫に続く既知感ゲットーを。
超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。
1945年、5月1日……ドイツ。
陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。
彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。
その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。
彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、
そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。
聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。
彼らはいずれ戻ってくる。
そのとき世界は破滅する。
ゆえに、再来を許してはならない――と。
そして61年の歳月が流れた。
彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。
しかし――
2006年……日本。
諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。
季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。
半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。
失ったものは戻らない。
ならせめて、今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。
しかし、それすらも崩れ去る。
夜毎見る断頭台の夢。
人の首を狩る殺●犯。
それを追う黒衣の‘騎士’たち。
常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。
その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。
変わらなければ、生きられない。
生き残らないと、戻れない。
加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。
何も大層なことを望んでいるわけじゃない。
正義や大義を振りかざしたいわけでもない。
ただ、還りたいだけ。
つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。
悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。
この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。
聖槍十三騎士団との戦い。
狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。
その果てに、蓮はいったい何を見るのか。

 

感想

[ストーリー&キャラクター&エンディング&テキスト]

まず最初に本作をプレイした感想を一言で、 全く面白くなかった です。面白く感じられなかった理由を以下に述べる。

まず、本作はとにかく長い。言い回しも冗長で、セリフも地の文も長ったらしい。中二っぽさを出すために、難しい言葉を使ったり、わかりづらい言い回しにしたりするのはわからなくもないが、それにしても度があると思う。本作はその度を超えている。しばらくやっても世界観や用語について全く説明されなかったり、キャラに複数の名前があって誰のことを言っているのかわからなかったり、加えてテキストがいちいち長いので、苦行にすら感じてしまう。文法を少しかじっただけでその言語の長文を読まされている感じだ。面白さを感じる余裕もなくひたすらに?が募るばかりだった。このせいで、一度途中までやって、もうやめようかとも思った。中二っぽさを前面に押し出すのであれば、わかりやすくしないとだめなんじゃないかと思った。

また、本作の主人公は好きになれるような性格をしていない。主人公であればある程度魅力的でなければいけないと思うが、本作の主人公のいいところと言えば声がいいくらいでしょうか。

そして、強さのバランスが無茶苦茶なところだ。幾人の敵キャラはとてつもなく強く描写されるが、主人公側はよくわからない方法で強くなってあっさりと彼らを倒す。少年漫画であれば主人公が修業を積んで段階的に強くなるが、本作の主人公は戦いの中でいきなり強くなる。そしてその理由は一応説明されてはいるようだが、上述した通り、その理屈を理解するのは難しい。

自分も中学生くらいのころ、好きとまでは言えないが、なろう系の中二アニメを多少楽しんだ記憶がある。しかし本作は全く楽しめなかった。

本作は燃えゲとしてとても評価されているが、正直理解できない。作品への評価なんて人それぞれでしょうが、それにしても納得がいかない。なので、いつかは同じく有名な燃えゲのfateをプレイしてみようかなと思う。

[エロシーン]

シナリオゲなので、エロシーンはおまけ程度、数自体も少なければ実用性もない。主人公にはボイスがついてるので…

[CG]

CGの出来はとてもよかった。しかし、同じ演出やCGを連続して見せられると、面白く無く感じる。同じ演出を何度も見せられると安っぽく見えてしまう。螢の創造や座ってるラインハルトとかがとくにそうだった。

[BGM]

主題歌の出来はよかったが、BGMのほうが印象に残った。deus vultやrozen vampの戦闘時のbgmがとくによかった。某制裁神のbgmがこのゲームだとは知らなかったので驚いた。

[まとめ]

ゲーム自体は全く楽しめなかったが、ドイツ語の勉強をするときに本作のBGMを使わせてもらってます。本作とつながりのあるゲームをすでに購入しているので、あまり乗り気ではないが、いつかプレイしようと思う。