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STARLESSは2011年にEmpressから発売された商業エロゲである。原画とシナリオは聖少女。
2020年の九月に購入した。エロシーンが業界随一のハードさを誇るらしいので、怖いもの見たさで購入した。
マニアックなエロシーンを好む人、ドMに是非お勧めしたい。そういう人はとっくに本作をやったのかもしれないが……
公式紹介
夏休みのバイトを探していた沢渡幸人（主人公）。
偶然にもバイト求人誌に出ていた高額な給金を支払うという割のいいバイトを見つける。
彼がさっそくその雇い主に問い合わせてみると、「まだ採用者は出ていない。」すぐさま彼はその募集に飛びついた。
その仕事というのは、屋敷に住み込みで使用人をするというものだった。
約束の日。
いざその山奥にある屋敷に来た主人公は、
広大な敷地、そしてそこに建つ巨大で豪華な屋敷に目を奪われる。
まさにそれは大金持ちに相応しい豪邸。
主人公を出迎えたのは美しい女主人と綺麗な娘達…。
だが、主人公の期待はその日のうちに困惑、そして絶望へと突き落とされていく。
なぜそれほどの大金が使用人に支払われるのかという真実を知った時はもう手遅れだった。
主人公に待っていたのは、使用人とは名ばかりの仕事の数々。
そこに住んでいた家族は皆、一風変わった人物ばかり。
何人もの使用人と共に主人公は、そんな一癖も二癖もある雇い主の元で次第に翻弄されていく。
彼ら彼女らは皆、そんな屋敷から逃げ出す事も適わず、終わることのない家族の狂った遊戯に付き合わされ続ける。
果たして主人公は、生きてこの屋敷を出る事ができるのだろうか……それとも……？！
感想
[ストーリー＆キャラクター＆エンディング]
抜きゲなので、ストーリーはないようなものだった。主人公と御手洗が間宮家の三人の変態の無茶ぶりに付き合う話。
使用人の御手洗、美加子、幸恵は残念ながら本作のコンセプトからするとサブキャラに該当するのではないでしょうか。ムチムチなキャラは結構好きなのだが、美加子は本作におけるその扱いがゆえに主人公とかかわることはあまりなかった。幸恵の性格は嫌いじゃないが、ギャンブラーなところは引く。御手洗も普通に考えればメインヒロインだろうが、本作をプレイする人にって、そんなことよりいじめられたいでしょう。
自分は長女の麻理華が一番好きなキャラだった。女王気質の当主麻理絵、性格のきつい二女麻理沙と比べると、長女の麻理華が一番性格がよさそうだから。というわけでもなかった。麻理華は主人公に優しくしたり、ふたなりであることに恥ずかしさを覚えたり（？）と、間宮家の高圧的なほかの二人と違って、近づきやすい印象がある一方、ほかのキャラから猫をかぶってると言われたり、時折見せるいかにも悪いことを考えてそうな表情が彼女の腹黒さを裏付ける。これが世にいうギャップ萌えかもしれない。麻理華様に入れられたい（真顔）。
麻理絵は当初嫌いではなかったが、飲精への執拗さとスカトロでちょっと嫌いになった。また、美加子の夫に襲われそうになった時にいつもの冷静沈着さを失い一瞬とはいえ慌てたのがマイナス。麻理沙はなんか気に入らなかった。M男として、いじめる側に求めるものが麻理沙にはなかったかもしれない。また、少ししか登場しないが、麻理絵の変態友達として君嶋とフランチェスカがいる。エンディングの一つに主人公が君嶋家に売られるというものがあり、そこで彼女がショタコンであることが判明する。わたくしもショタが好きなので、君嶋のキャラデザ（チャイナドレス）も相まって、君嶋も好きなキャラであった。
本作のエンディングの大半はバッドエンドである。ハッピーエンドと言えなくもないものも、間宮家側についたり、性癖が歪んだりとノーダメージでは済まされなかった。麻理華様大好きなワイとしては、歪んだ結婚エンドがトゥルーエンドですけどね。
[エロシーン＆CG]
エロシーンは上述した通り、マニアックさがずば抜けている。獣姦、スカトロ、ふたなり、切断、飲精、輪姦などと漢字に一発で変換できないような性癖が次々と押し寄せてくる。自分はマニアックな作品に対して、奇抜さを求めている。本作には間違いなくほかの作品にはない、いびつな性癖があった。抜けるかどうかは別の話だが……本作で抜くのはハードルが高いかと……
聖少女の絵は少し癖があるが、きれいで、どのキャラもムチムチである。普通のエロゲであれば、貧乳と巨乳のキャラがそれぞれいるが、本作は全員巨乳である。私は貧乳キャラ嫌いで、ムチムチ好きなので、私の嗜好にドンピシャだった。しかし、プレイしていると、どのキャラも同じように感じてくるのだ。そこまで問題ではないと思うが……人によっては気になるかもしれない。
公式サイトにある発売1週間前記念壁紙、車の横で露出度高めの服を着た麻理華がいるやつが個人的に好きだったりする。
[主題歌]
オープニングがあり、歌詞はないが、雰囲気は良かった。
[まとめ]
ドM向けのマニアックな作品。タイトルのstarlessという単語はあまり見かけないように思える。字面から「星がない」という意味はなんとなく分かるが、そこから転じて、明かりがなく、真っ暗で希望のないという意味になるのではないだろうか。本作は逆転もなければ、エンディングにも救いがなく、まさにstarlessである。
