エロゲ日記(仮)

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『妖花の園』感想

1376字

紹介

基本情報

妖花の園は2019年にWendy Bellから発売された商業エロゲである。

 

購入時期や事前情報

2021年10月に購入した。

知ってるメーカーさんだけど、なぜ買ったかはわからない。

 

リンク

DLsite版


公式紹介

霊能者だった祖父の血を受け継ぐ理沙は、この世ならざるものを見たり、
簡単なお祓いをする能力は持っていた。
けれど本人はその能力を嫌っていて、あやかしや物の怪たちとは関わりたくないと思っている。

あるとき、友達のオカルト研の部長に、よくないものが憑いていることに気が付く。
最近おかしな場所に行かなかったか問い質すと、
心霊スポットとして一部で有名な廃校を利用した合宿所の下見に行ったという。
友達のことが心配になった理沙は、合宿に同行することを決める。

海水浴にバーベキュー、花火大会。
何事もなく楽しい合宿を満喫。
理沙の心配は取り越し苦労に終わるかと思われた。
けれど、合宿の最後の夜に行われた肝試しの最中に事件は起こる。

廃校の中に現れた、白い靄のような人の影。
次々と様子がおかしくなってゆく部員たち。

普通の女の子として生きたいと願っていた理沙は、
物の怪が引き起こす怪異に、否応なしに巻き込まれてゆく。

 

感想

ストーリー&キャラクター&エンディング

百合ゲ。エロゲはそんなに百合ゲがないし、自分も百合に造詣が深くないが、なぜか百合ゲがやりたくなった。半日あればクリアできる作品。

これと言ってシナリオがいいって感じもないし、優れた所もないが、なぜかキャラたちの対話を飛ばさずにじっくり読んでしまった。おそらく、男主人公がいないからだろう。同性間の会話はなんだか落ち着いて読めるんだよね。男主人公だと変なノリや妙なテンションでヒロインたちと会話して、(エロシーンもちらつくし)それが合わなければ最後まで読み飛ばすこともあり得るから、ライターの腕が問われる。本作は良くも悪くも平凡な日常シーンばかりだった。

また、主人公はいるが、ほとんどがキャラたちの会話で成り立っており、難しい心理描写はなく、すいすい進められた。クライマックスのシーンはコープスパーティーを思い出した。決して優れているわけではないが、それなりに面白かった。

女性キャラは10人ほどいる。キャラデザは花音と萌が好き。これと言って印象的なキャラはいなかった。(あと、あのダサい私服はなんだったんだ...)

まだまだ事件は解決してないというような終わり方だった。続編もあるようだが、セールで安くなっていたらやるかもって感じだな。

 

エロシーン&CG

立ち絵はいいが、躍動感が求められる一枚絵にはなんか違和感があって、背景も同人レベルだった。シナリオを楽しむことを妨げはしないが、エロシーンの実用性は確実に損ねている。

エロシーンは全部触手を使ったレズ。全部が全部触手なのはいかがなものかと。最初はノーマルな奴で、快楽堕ちしてから触手が絡むくらいの起伏が欲しかった。最も、一枚絵の出来が微妙だったので、エロシーンは楽しめなかった。

 

音楽

OPが良い曲だった。

 

おまけ

声優のコメントが聞ける。日菜子の声優コメントがなぜかなかった。

DL版特典で主題歌音源がつく。

 

まとめ

サクッとクリアできる低価格の同人ゲだと思えばそれなりに面白かった。が、よくよく見たらこれフルプライスじゃねえか!定価で買った人は納得いかないだろうな。