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紹介
基本情報
月光のカルネヴァーレは2007年にニトロプラスから発売された商業エロゲである。
公式ジャンルはゴシックノワールADV。
公式サイトにてパッチが配布されている。誤字やCGの修正が内容である。
windows10やwindows8で本作をプレイするとセーブやロード画面を使えばフリーズする。ショートカットキーを使えば問題なく動くので、ロードする際は一度最初からを選んでからロードしなければならない。
購入時期や事前情報
詳しいことは覚えてないが、2019年の1月に、ソフマップにて本作の初回生産版の中古を購入した。
本作のOPを見て、興味を持ち、購入に至ったと記憶している。
そのままその年の1月から2月にかけてプレイし、クリアした。30時間ほどかかったと記憶している。当時は受験にストレスを感じ、現実逃避的な感覚で本作をプレイしていた。
この度感想を書くにあたって、スキップを使って大まかにストーリーを振り返った。
リンク
DL版なし
感想
ストーリー&キャラクター&エンディング
ボリュームが多く。全クリするために30時間ほどかかってしまった。
出来だが、いつものニトロプラスだった(褒め言葉ではない)。
演出、キャラデザ、絵、音楽、ボイス、設定についてはよく出来ているが肝心のストーリーの展開やテキストが決定打に欠ける。最初から最後まで盛り上がることはなかった。ボリュームがあるだけに冗長とすら感じてしまった。
一応本作をシナリオゲと位置付けているが、キャラが魅力的なため、キャラゲとしても違和感がないように感じる(雰囲気的にそうじゃないだろうと思ったため、タグ付けはしなかったが)。
ストーリーについて、うろ覚えではあるが、オートマタ(人みたいな人形)が存在するイタリアのとある架空の都市にて、もとマフィアの主人公、ロメオ(人狼、月を見ると狼に変身する)が組織から抜け出し、捨てられたオートマタのアンナ(メインヒロイン)とともに生きる。マフィア組織からの追手と政府の対人狼用オートマタの両勢力と接触していくロメオ、果たしてロメオは日常を守れるのか。的な感じの話だった。
設定はいいが、戦闘シーンやキャラの心情の処理が雑で、端的に言えば面白くなかった。
イキ杉田などの著名声優が演じるキャラクターは世界観が良かったので一応魅力的であった。
エンディングは複数あり、うろ覚えだが、全員が幸せになるエンディングがないことだけは覚えている。
エロシーン&CG
CGの出来はさすがはニトロプラスといった感じで、文句のつけようがなかった。
エロシーンは量自体が少ないことからも重要じゃないことがわかる。申し訳程度のものだった。
音楽
小野正利さんの挿入歌、そしてEDの「Memento Vivere」がよかったが、一番なのは上述したように本作の購入を決定づけたOPの「嘆きの人形」だ。映像と曲ともに印象的で、エロゲソングの中では最高クラスの出来だと個人的に位置付けている。
おまけ
初回生産版に同梱されてるデジタルコンテンツディスクには壁紙、ショートストーリー、ムービー、ボイス(ボイスとムービーは書下ろしのものではない)、そして謝肉祭の仮面を剥げ、というパオロの調査資料という設定のおまけモードがあり、そこで新聞記事や各キャラの情報が書かれてる。クリア後に閲覧するものだろう。
まとめ
音楽、キャラ、演出などの出来は良かったが、肝心のストーリーの展開、戦闘シーン、キャラの心情描写が雑で、シナリオゲとしては致命的であった。面白くなかった。