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紹介
基本情報
戦乙女ヴァルキリーは2004年にルネから発売された商業エロゲである。
公式ジャンルは女神調教アドベンチャー。
32bitまでしか対応しないとあるが、自分はwindows10で作動しました。
購入時期や事前情報
2017年9月に「ルネソフトプレミアムパック 〜こんなにいっぱい入れたらあふれちゃう〜」を購入した。本作はこれに入っている。
これはルネソフトの作品が20作入ったお得なセット商品であるが、みな十年以上前の抜きゲなので、安いとはいえ、特にほしいものがなければ買う必要もないでしょう。本作はこのセット商品の中で数少ない目当ての作品だった。詳しくは覚えていないが、何度か目にしたことがあり、ファンタジー調教系の抜きゲの有名作の一つだと認識している。
おすすめポイント
少し古く感じるが、設定やキャラが気に入れば充分に使える抜きゲである。
リンク
公式紹介
神々と人間に住む場所を奪われ地底奥深くに追いやられた悪魔達は、何百年もの間『ミッドガルド(地名)』を巡り、
戦いを繰り返して来ました。
しかし、度重なるその戦も人間に加勢する戦乙女ヴァルキリーを中心とした神の軍によって阻まれてきました。
そんな状況を見かねた魔王は、真っ向からの戦いを止め天界でも絶対的な信頼とその中枢を担う女神フレイアを
捕らえ、秘密裏に洗脳を施し天界内部からの侵略を計ります。
フレイアを利用して、ヴァルキリーの力の源である黄金の指輪を奪うことに成功した魔王は、主人公である
魔王軍暗黒騎士団長デュークにヴァルキリー討伐を任せます。
デュークはヴァルキリーを捕らえその処遇を任せられると、神と人間への見せしめとして、人間共の希望である
ヴァルキリーをあらゆる手段を使って貶め洗脳(エッチな調教)しはじめます。
日中問わず行われる飽くなき恥辱の宴に、ヴァルキリーの心は次第に快楽の淵へと堕とされていきます。
感想
ストーリー&キャラクター&エンディング
魔族の主人公はヴァルキリーを捕獲したので、調教をする話。それだけ。ストーリーは抜きゲとしては最低限のものだった。ファンタジーな世界観なので、抜きゲとの相性が良い。
ヒロインはメインのヴァルキリー、サブでは調教済みのフレイヤ、ロリっ子のスクルド、ツンデレのフェンリル。巨乳の熟女は好きだが、フレイヤは年増感が強かった、貧乳ロリは好みじゃないのでスクルドもあまり好きじゃなかった。フェンリルはキャラデザが好みだったが、ストーリー上純愛っぽい攻略しかできなく、そこまで調教感はなかった。もっと凌辱みのあるルートもあっていいかと。メインヒロインのヴァルキリーはキャラデザも良く凌辱調教もあるので個人的に気に入った。
マルチエンディングで、これはいつものルネのやりかただが、ただでも調教が冗長なので、自力で攻略するのはそうとう時間がかかる。
エロシーン&CG
2004年の作品なので、どうしても絵に古さを感じてしまうが、それでも本作は今日でも通用するくらいにいい絵をしている(個人の感想)。当時どのような評価をされたかが気になるくらいだ。そのため、絵の古さで実用性が損なわれることはないと思う。ただ、立ち絵と一枚絵の絵柄が微妙に違うのが少し気になった。
エロシーンはいつものルネで、調教がメイン。調教レベルみたいのが5まであるが、(サブキャラにもある)上がるまで結構長い。それまではひたすら見たことある調教を繰り返すのみになる。本作は良くも悪くもボリュームあるので、そのために単調さと作業感を感じざるを得ないのだ。このあたりは結構人を選ぶだろう。わたくしもほかの作品で散々「堕ちるまでが速い」と言ってきたので、この冗長な調教を喜ぶべきだが、確かに調教は短いと安っぽく感じるので長いからこそ意味をなすが、それでも本作は単調だった。CGの枚数を増やすかそのほかの対策を講じることもできるだろうが、同じ内容のものを何度も繰り返すことに意味があるだろう。実に評価が難しい。調教物としての一つ正解だろう。
ほめるところとして、ファンタジー世界独特のアイテムがある。めちゃくちゃ強い媚薬や処女膜を再生できる杖や体を入れ替える魔法などなど。リアル世界を舞台とした抜きゲではいくら二次元とはいえ世界観を破壊するようなアイテムばかりだが、ファンタジー世界であれば違和感なくこういう常軌を逸したエロシーンを楽しめる。
以上のように、本作の絵とエロシーンは全体的に評価できるものだが、一つ致命的な欠点がある。それは、回想が絶望的に見にくい、使いにくいことだ。文字で表示され、それらを選んで再生するが、画像がない上に調教レベル別に表示されるのでどのシーンかわかりにくかった。
まとめ
全体的によく出来ていて、今やっても実用性があり、20年ほど前の抜きゲとは思えないが、使いにくい回想が実用性を妨げる。また、冗長な調教がメインでありネックであった。キャラが続投する続編の2とGそして近年発売された3があるので、それらをできるだけ近いうちにやりたいと思う(3はいい評判聞かないけど…)。