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『愛姉妹IV 悔しくて気持ち良かったなんて言えない』感想

2814字

紹介

基本情報

愛姉妹IVは2014年にシルキーズから発売された商業エロゲである。

原画は市川小紗。

 

購入時期や事前情報

2019年8月に購入した。市川小紗先生の絵が好きなので。

愛姉妹シリーズの1と2作目はプレイ済みだが、あまり好みではなかった。(三作目は地雷っぽかったので購入しなかった)

 

erogenikki.hatenablog.com

erogenikki.hatenablog.com

 

凌辱系抜きゲに原画市川小紗を足した本作なら、なかなかに実用性のある作品ではないかと思っていたが...

 

おすすめポイント

ある程度抜きゲをプレイしたことのある人ならおすすめです。

 

リンク

FANZA版


公式紹介

社会の底辺を這いずる天涯孤独のブサイクな僕【西山健二】は、夏のある日、突然上司から解雇を言い渡され28歳で無職となってしまった。
やや自暴自棄気味に、いきつけの喫茶店で好物のトルコライスを食べていた所……
偶然となりの席から聞こえてきた会話に、僕は何気なく耳を傾けていく。
声の主の名は【江利子】と【佳祐】……淫らな肢体を持つ美人女医と専業主夫
健二(主夫か……働きもせず、昼寝三昧……クソ、何て羨ましい……)
勝ち組夫婦と負け組みの僕。
この先どんな事が起ころうとも、一生あの夫婦とは縁もゆかりも得る事は無いのだろう。
そんな風に思っていた矢先……僕はその日のうちに、再び佳祐の姿を見る事となった。
それも……僕のいきつけである風俗店の前で……
美しい妻が居るというのに、佳祐はまさに興味深々といった様子で看板や店内をジロジロと覗き見るものの……踏み出す勇気がないのか、一向に入る様子がない。
まるでパン屋に来た物乞いのようなウザさにキレたのか、風俗店から出てきた店員に睨まれると、佳祐はすごすごと店から遠ざかっていく。
そんな哀れなヤツの後姿を見続けていた僕の脳裏に、ふと妙案が舞い降りてきた。

旦那が風俗に行かせてそのネタを上手く調理すれば……あの人妻とヤレるんじゃないか?
少々突拍子もない閃きだが、嘘がバレたとしても無職なのでほぼノーリスクと言っていいだろう。
(どうせ真面目にやってたって、未来のないろくな人生じゃないんだ……)
(やってやる……やってやろうじゃないか)

……そして数日後……

僕は人妻江利子を見事罠にはめた後、ラブホテルで濃厚な一晩を過ごす事に成功していた。
ラブホテルから出て無愛想な江利子をタクシーに乗せ自宅へ戻ろうと少し歩いた所で……一人の女学生が何故かこちらをキッと睨みつけてきた。
「お母さんと何をしていたんですか?」
確かこの真面目そうな娘の名は清美……今しがた別れた江利子の娘。
母親との不貞の現場を娘に見られるなど、普通に考えれば破滅以外のなにものでもない。
だがこんな絶対絶命の状況を前に、これは逆にチャンスなのではないかと考え始めていた。
(こいつも……母親同様口車に乗せて、ヤッちまえばいい……)
振り返ればいい事など何もなかった僕にも、ようやくチャンスが巡ってきたようだ。
この幸運を使い切った所で、僕の人生は終了してしまうのかもしれない。
(だったら……やれる所まで、とことんやってやる……)

一人のクズ野郎によって起こる淫らな騒動が、今まさに藤村家を巻き込み始めていた……

 

感想

ストーリー&キャラクター&エンディング

愛姉妹シリーズの前作と同じく、主人公は姉妹を脅して凌辱をする。というのは真っ赤な嘘で。まず、主人公はシリーズの他の主人公と違って、金持ちのドラ息子ではなく、施設育ちのブサイク無職。この点では多くのエロゲプレイヤーにとって、感情移入しやすいではないだろうか。不貞腐れて街中をうろうろするところが好き。

また、凌辱するという肝心なところも嘘である。本作のほとんどは和姦である。しかし、この和姦というのも純愛のそれでもなく、マジカルチンポで快楽堕ちでもなく、ヒロインたちがいうように、セフレである。いつの間にか、主人公はヒロインの姉妹とそんな歪な関係になっているのだ。

こういった抜きゲでの変わった展開というものの多くは突拍子もなく、ただのご都合主義と言われかねないが、本作は違う。おそらく、ヒロインたちの心情の吐露がキャラクターを補完し、ヒロインたちの行動に説得力を持たせているおかげだろう。正直、エロシーンよりも事後の会話のほうが面白かったりする。並みの抜きゲにはできない芸当である。その辺のシナリオゲでも難しいではないだろうか。また、江利子は最後まで主人公とくっつかないし、主人公はその夫と普通に飲んだりするというのが、うまくできてる。(といっても、江利子ルートは欲しいよお)

ヒロインは5人。母親で最初の被害者の江利子、姉妹の巨乳の愛美と貧乳の清美、そして順子と奈々子。

一番好きなのは江利子、エロいから。愛美と清美は出番が多い上に上述したようにキャラクターがしっかりしてるので、やってるうちに好きになってくると思う。しかし、順子と奈々子は正直ノイズだ。その分の尺を江利子ルートにあてるべき。

 

エロシーン&CG

絵については、業界で右に出るものはないと言っていい程のクオリティである。

キャラデザはもちろんのこと、ヒロインたちの体の質感が煽情的で、江利子のだししなさと淫猥さを兼ね備えた熟女ボディから、愛美や清美のぴちぴちな巨乳と貧乳、あと清美のストッキング、どれをとっても界隈トップのエロさを誇るだろう。

エロシーンのシチュエーションだが、ほとんどが和姦で、江利子の序盤とあるバッドエンドだけが凌辱となっている。

愛姉妹シリーズはあまり好きじゃないとはいえ、自分も愛姉妹シリーズのコンセプトである凌辱と市川小紗先生の絵でなら、いい抜きゲになるのではないかと期待していたのだが、良くも悪くも裏切られたというか。エロシーン自体は悪くはないし、むしろなかなか出来がいいのだが、凌辱が見たかった。すべてのエロシーンの中でも、江利子の凌辱が一番良かった。特にまわされるバッドエンドこそがまさに私の見たいシーンだった。中盤以降は江利子の出番も少なくなるし、凌辱も全くない。もちろん、愛美と清美も好きなキャラだし、エロシーンも悪いというわけではないが、どうもその明るい雰囲気が苦手というか、きれいな純愛とは言えないが、凌辱か純愛かと言われたらどちらかというと後者のそれに近い。

個人的にはエロに関してはあまり楽しめなかった。

 

おまけ

バッドエンドに行くとヒントコーナーがある。また、回想の最後で愛美と清美が短めのおまけシーンがある。

 

まとめ

マイナスなことも結構書いたが、改めて考えてみると、本作は自分の抜きゲに対して重視している絵のクオリティとシナリオに関してはよく出来ている。ただ、雰囲気のせいであまり実用性を感じられなかったために抜きゲとしてあまり楽しめなかっただけだ。

全体的な評価としては、非常によく出来ており、多くの方におすすめしたいという感じだ。