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紹介
基本情報
女系家族IIIは2012年にシルキーズから発売された商業エロゲである。
原画は市川小紗。
公式ジャンルは島城の遺産と女系姉妹を狙う淫猥奸計AVG。
購入時期や事前情報
2019年8月に購入した。
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公式紹介
日本有数のリゾート地、黄金浜を所持する大富豪の唐沢美人4姉妹。
彼女達は、そのリゾート地を一望出来る孤島に立つ豪邸で日々を過ごしていた……。
そんな優雅な生活を送る彼女達の莫大な資産と美しい女体を付けねらう長女の夫「伊丹」
……その男に恨みを持つ主人公「橋詰大樹」が唐沢の豪邸で繰り広げる、愛と憎しみの群像劇……。
感想
ストーリー&キャラクター&エンディング
これまでの女系家族シリーズの二作品はどちらも期待外れだった。設定と導入を見ればいかにも良さそうなシナリオゲなのに、ただの抜きゲだった。本作こそ良質なシナリオゲであってくれと懲りずに期待していたが、相変わらず抜きゲだった…
とはいえ、1と2の話とは少し違い、女系家族と媚肉の香りを足して二で割ったようだった。媚肉の香りっぽいぞ、これは面白くなりそうだなあと思ったら、やっぱりいつもの女系家族だったという感じだった。ゲーム内は4日しかなく、なぜ日数を表示したのか不可解だった。
ヒロインたちはキャラデザがいい上に、それぞれのキャラクターがわかりやすくかつ魅力的に描かれていた。永遠と紫衣はエロかったし、茉莉子は最高だった。ただ、ストーリーの展開とエンディングが不完全燃焼だったので、せっかくよくできたキャラクターたちがもったいなく感じた。あと、どう考えても三女がメインヒロインなのに、四女エンドが隠しエンディングなのも意味わからなかった。
茉莉子エンドは普通に良いエンド。
エロシーン&CG
絵のクオリティに関しては私がやってきたエロゲ、いや、すべてのゲームの中でも1、2を数えるほどの出来だった。市川小紗の絵のおかげで、キャラクターの魅力も間違いなく増したし、悲しいことに、本作の魅力はほとんど絵が持ってる。
キャラがいいので、エロシーンも楽しみだったが、抜きゲのくせにあまり抜けなかった。ストーリーもそれなりに力を入れているので、バランスが悪かった。凌辱ルートの最後らへんは媚肉の香り並みの輪姦シーンが欲しかったのに、あれは土天冥海だからこそできたことということなのか。
まとめ
媚肉の香りのような絵が良くて抜ける上にストーリーもいい作品を狙ってるように見えるが、いつもの女系家族要素もあるせいで、どっちつかずの作品になった。絵のうまさだけが評価できる。