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紹介
基本情報
ク・リトル・リトル 〜魔女の使役る、蟲神の触手〜は2010年にBlack Cycから発売された商業エロゲである。
公式ジャンルは伝奇系触手バトルADV。
購入時期や事前情報
2021年10月に購入した。ブラックサイクさんの作品なので、悩むことなく購入に至った。
リンク
公式紹介
平凡な生活を送っていた主人公【久世(くぜ) 玲壱(れいいち)】はいつもと変わらない日常を
幼馴染の【加藤(かとう) 兎子(うこ)】、妹の【久世(くぜ) こいぬ】とすごしていた。
ある日、不思議な少女【オーガスト】と出会い、告げられる。「探したぞ、我が《触手(ク・リトル・リトル)》!」
その言葉から日常は変化した。
自分が彼女の《触手(ク・リトル・リトル)》であることを知った【玲壱】は、
邪神復活をかけた8組の《触手姫(ラヴクラフト)》による壮絶なバトルに
巻き込まれてゆくことになる――
感想
ストーリー&キャラクター&エンディング&システム
クトゥルフを題材にしたバトル触手もの。公式がバトルものと称しているので、シナリオゲのつもりでプレイしたが、いまいちだった。
本作は夢幻廻廊(実は現在プレイ中)や腐り姫のように、ループもので、「はじめから」を選択することにメタい意味を持たせるシステムとなっている。しかし、本作はこういうシステムにした意味はなく、ただただスキップがしにくいだけの失敗したシステムのように感じる。また、選択肢はなく、両側に天使と悪魔のいる天秤のどちらに重りを置くかを選択する。悪魔側は「ヨゾラ」、天使側は「アオゾラ」と、ストーリーの展開とエロシーンの過激さが変わる。KAIの作品のエロシーンのハードか否かを選択するシステムと似ているように感じたが、こちらは双方のシナリオが互いを補う関係にあり、どちらも読まなければプレイしたとは言えないのだが、こんなややこしい選択ではなく、意図の分かる選択肢とエロシーンの前でハードか否かを選ばせるだけでよかったのではないかと思う。
また、上述したようにループ物であるため、一週が短く感じる。主人公も空気だし、せっかくのいい世界観もうまくいかされてないように感じる。
ちなみに、「ヨゾラ」ルートにいけば、ヒロイン全員が最初からなにかしらの欠陥を持つようになる。一部は障害を持ったものになる。こういうタイプのエロゲはほとんど見たことがないので、これに関しては評価すべきだ。
エンディングだが、上述したように、どれも納得のいかない終わり方だし、ラスボスも大物感がなかった。
キャラに関して、キャラデザがよかったのはマコトとあんじぇ。性格とかストーリーを通して好きになったキャラはいなかった。
エロシーン&CG
CGは少し古さを感じるが概ねよかった。
エロシーンは力こそ入っているが、どれも特殊なもんで、本作を抜きゲにしなかった。まず、8人の触手姫の能力がアブノーマルそのものだった。触手貞操帯、スカトロ、肉体改造、電撃、孕ませ、産卵などと。そしてもちろんタイトルにもあるように、大半に触手がある。モブ男は全く出ることもなく、バトルして、負けたほうが勝ったほうの触手と能力で犯される。それだけの話。
1番のキーワードが触手であることは当然だが、その次に来るのがスカトロだ。展開上、1番見せ所があったからだろう、大体のヒロインにスカトロがあった。兎子が公衆の前でとぐろをまいたうんこをしたのが1番印象的だった。
これも抜きゲではない証拠だが、抜きゲであれば、特定のキャラに敗北して、こちら側のヒロインたちが全員そのキャラの能力に犯される。そうなれば実用性があがるだろうが、本作にはそれがない。孕ませの能力で女性キャラ全員が一斉にボテ腹になったら面白いのになあっておもってたのに。肉体改造も触手貞操帯も同じく。
スカトロの次に印象的だったのは、巷でも囁かれている、さんきゅーべりーまんこだろう。ここに限らず、全体的に声優さんが叫ぶような演技をよくしていた。
あと、なんで先生のエロシーンがないんだ。
音楽
opの電気式華憐音楽集団の「Elder Things」が印象的だった。
おまけ
公式ページにて人気投票などが行われている。壁紙もある。
自分の購入したDL版では音楽CDが別ファイルで同梱されている。
まとめ
いい世界観を持ったが、うまいこといかすことができなかった。エロシーンも設定がよくアブノーマルな意味でもっとよくできたが、ストーリーを優先させてしまった。
とりあえずファンディスクをやる。