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紹介
基本情報
DominancEは2013年にEmpressから発売された商業エロゲである。
原画とシナリオは聖少女。
公式ジャンルは女性上位スペースアドベンチャー。
購入時期や事前情報
2020年9月に購入した。
starlessの評判がいいので、同じ製作陣の本作も買った。
おすすめポイント
starlessほどではないが、同じ路線であるため、そちらが好きならこちらもお勧めできる。
リンク
公式紹介
徴兵制度で『USF(Universal Space Force)』の新人兵士となった『マコト・ヒビノ』。
この物語は彼が、USFの実戦訓練の為に、
人類が移住していない辺境の惑星へと連れて来られたところから始まる。その辺境の惑星で、自分のミスからコンバットアーマーごと崖下に転落し、動けなくなってしまうマコト。
アーマーを自力で動かす事も出来ないまま6日以上が経過。
水も食料も尽きてしまい、もう駄目かと諦めかけた時──
頭上に巨大な宇宙客船『パールバティー号』が降りてくる。「た、たすか……た……」
そう思いながらマコトは力尽き、気を失ってしまう。
……それからどれくらいの時間が経ったのか、目を覚ますとそこは宇宙船の一室。
しかも全裸姿で寝かされていた。そして目の前には、七色に光る不思議な銀髪をゆっくり揺らしている美女……
「これからあなたの精液を採取します」
銀髪の美女は表情ひとつ変えずにマコトの顔に跨り、
彼の股間に得体の知れない機械を装着する。
そして装着された機械によるあまりの気持ちよさに、
マコトは強制的に何度も何度も射精させられる。何度も無理やり絶頂させられ精液を搾取され続けた挙げ句、再び気を失ってしまう……。
彼は、ここで生き残る事が出来るのだろうか?
それとも、この船に囚われたまま、快楽に溺れるだけの存在になるのだろうか?
感想
ストーリー&キャラクター&エンディング
女性上位のstarlessからの男性上位のLEWDNESS、そして本作は全体的にstarlessによく似ている女性上位の作品だ。違いもいくつかあるが、残念ながら、それらはstarlessの魅力的な部分からすれば、全て減点対象であるように思える。
まず、本作は近未来の宇宙船が舞台である。閉鎖空間で外に逃げ出せないという意味ではstarlessの館と同じような役割を持つようにも感じられるが、古風な館は淫靡な雰囲気を醸し出せるのに対し、宇宙船は近未来的で、背徳感だとかそういうエロス的な要素が欠けているように思える。あくまで主観だが。
また、ヒロインに関して、starlessはヒロインが6人いるのに対し、本作は4人のみ。本作のヒロインもそれぞれstarlessで対応していると感じキャラばかりだった。その一人一人を比べていくと、全体的に下位互換であると感じる。女性上位なら魅力的でなければその気に成れない。希美子には麻理絵ほどのカリスマ感がなかった。そしてstarlessで一番気に入った麻理華に対応するキャラがいなかった。
唯一魅力的だと感じたのは智子だった。メガネ+ムチムチ+芋っぽいところが刺さった。御手洗優奈よりよかった。いかんせん凌辱される対象であるので、本作のコンセプトからすればサブであるはずだけど、出番は多かった。
残りの二人のヒロインもあまり魅力を感じられなかった。
エンディングもstarlessと同じで、ほとんどがバッドエンドだった。一応トゥルーエンドみたいのが本作にはあった。
エロシーン&CG
starlessと基本的には一緒だが、starlessは主人公が館の主人たちに逆レイプされるのが印象的だったのに対し、本作はどちらかというと、イリーザや智子が凌辱されるほうが印象的だった。もちろん宇宙船の主人はちゃんと主人公にマニアックなプレイを強制するが、立場の弱い女性キャラへの凌辱のほうが力が入ったように感じた。
絵は聖少女のムチムチできれいな絵だった。エロシーンのシチュエーションはマニアックなプレイばかりだったが、奇抜さはstarlessには及ばない。印象的なシーンとして、異種姦のシーンが複数あり、それが一番よかった。
まとめ
starlessを意識したような作品。starlessが好きならそれなりには楽しめるだろうが、物足りなさも感じるだろう。