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『シンソウノイズ 〜受信探偵の事件簿〜』感想

2920字

紹介

基本情報

シンソウノイズは2016年にAzuriteから発売された商業エロゲである。

原画ははましま薫夫

公式ジャンルはミステリー・サスペンスADV。

シナリオはライアーソフトさん、グラフィックはシルキーズプラスさんが担当した。

 

購入時期や事前情報

2021年6月に購入した。

評判がいいらしい。

 

おすすめポイント

グラフィックがとにかくきれい。

プレイヤーが推理するパートがある。

 

リンク

FANZA版


公式紹介

大都会近郊のベッドタウンである静乃宮(しずのみや)。
都市側はそれなりに拓けており都会的なランドマークが多く、海側には豊かな自然が残っている。
この町の中央にある「静乃宮学園」では、スポーツ系の部員たちは近隣の大公園をランニングに使い、
帰宅部の面々は都会方面に繰り出して年齢相応の遊びを楽しむ、そんな放課後を送っている。

今年の春「静乃宮学園」に入学した橘一真(たちばな・かずま)は、他人の心象を受信する能力を持っていた。
他人の心が分かるといえば便利そうだが、「実際はどの意識が誰のものかわからない」
「対象が複数いると入り混じって受信する」という中途半端なもの。
生まれながらの能力ではあるが、完全に制御できるものではなく、
否応なしになだれこんでくる人々の意志に振り回されることもしばしば。
それでも日々制御する訓練を重ねつつ、なんとか人並みの学園生活を送っている。

「静乃宮学園」では、1年を通じて様々な行事を共にこなしていくグループ「行動班」を組む教育方針をとっている。
「気持ちのいいメンバーと楽しい1年を過ごしたい」という生徒たちの思いをよそに、メンバーは無慈悲にもくじ引きで決まる。

人付き合いの苦手な一真の元に集まったのは個性の塊の様なメンバーだった。
無口でクールな雪本さくら
天然でポケポケしている桃園萌花
快活で運動神経抜群の風間夏希
自称霊感少女の黒月沙彩
演劇部に所属する美女大鳥百合子
運動はできるが頭が弱い北上陽一
モテる事しか考えていない高永瞬太

8人はまとまることもなく、ただ同じ「行動班」であるという事で最小限の付き合いをしつつも行動を共にする。
そんな中、女子更衣室からの盗難事件が発生する。
これは、後に「受信探偵」と称される様になる、橘一真のはじまりの事件であった…。

 

感想

ストーリー&キャラクター&エンディング

第一章をやっていたとき、よく出来てるシナリオゲだと思った。テレパス能力によって聞こえてくる初対面の班の人間らの「殺伐」とした心の声の描写や宣伝文句でもあるように業界トップクラスのグラフィックにはましま薫夫先生のキャラデザ、そして紙芝居が横行している中でちゃんとプレイヤーが参加するような推理パート。このまま最後まで行けば、今年プレイするゲームの中で上位に入るものになるだろうと思っていた。が…

心の声、グラフィック、推理パート。この三つが本作の魅力であるが、最後まで魅力を感じ続けられたのはグラフィックだけだった。

まず、心の声だが、ストーリーを進めていくと、メインのキャラたちが打ち解けあって、心の声である意味がほとんどなくなっていった。新キャラも多くはないので、大体誰が言ってるのかわかる。

序盤から感じていた面白さは第三章まで続いた。第四章はキャラの本心に注目するところから、能力バトルに大きく舵を切った。そうするにしてももっと早くやってほしかった。それ以降の推理パートには、能力も関わってくる。超能力のある世界でのミステリー作品もあるけど、その場合は最初から言ってほしいな。後だしというか、それまでの考えが否応なしに否定されるのはいい気分じゃない。このため、推理パートもあまり楽しくなくなった。また、第五章は冗長に感じた。第一章とは別のゲームのように感じた。

次に、キャラについてだが、男キャラ二人は徐々に好きになっていったので、珍しいタイプではあるが、よく出来たキャラだと思う。

ルートのあるヒロインは6人。さくら、モモ、夏希、百合子、沙彩、ひかり。さくらはキャラデザがすごく好きだけど、いかんせん出番が少なかった。メインヒロインのモモは天然キャラというか純粋な子。あんま好きじゃないかな。夏希はおっぱいがデカいから好き。百合子もおっぱいがデカいから好き。性格を見れば百合子に軍配が上がるな。沙彩は私の苦手なタイプだが、声優さんの演技がいいのもあって、進めていくうちに好きになってくるキャラだった。

さくらと夏希の唐突なエロシーンは結構な減点ポイントだった。心の声がどーのこーのでキャラに魅力を出していたのに、抜きゲみたいに次々と主人公とセックスするヒロインたちを見ているとわけがわからなくなっていく。

また、さくらとモモ以外の個別ルートが短かった。正直なくてもいいんじゃないかと思う内容だった。メインストーリーに支障が出るなら、ファンディスクとかでちゃんとやったほうがいいんじゃないかな。

そんな中で、私の一番好きなヒロインである清川ひかりちゃんが登場するわけだが、彼女がその正体を現したとき(心を読まれただけだが)、わたしの性癖に矢が刺さった音がしたのだ。なんて悪い女だ(ギンギン)!けしからん(ピュッピュ)!と思った矢先に、まさかの退場。ふざけんな!

一番好きなEDはひかりEDだったりする。超能力の代わりにひかりちゃんを最後までいさせたら、結構違う感じのゲームになっていただろう。ひかりの正体を暴くために奮闘する主人公、しかし、いつの間にかひかりに惹かれていた!さあ、さくらか、ひかりか、それともモモか…とかね。

 

エロシーン&CG

シルキーズプラスとはましま薫夫先生が関わっているので、絵に関しては業界トップクラス。夏希のプールから上がった絵や水の中にいるさくらの絵が特によかった。雰囲気の良い作品だった。

エロシーンに関しては、シナリオゲなので、持っていきかたが強引なところがある。絵がいいので、エロシーン自体は悪くなかった。ひかりと百合子のシーンが良かったな。女性キャラの吐息があるのも特徴的。

演劇部の真里亜と腰ぎんちゃくの恵美のわからせ凌辱をずっと待っていたが、なかったよ。あと、家永さんと諏訪部は見た目からしてすけべそうなのに、なんでエロシーンがないのですか?諏訪部なんかえぐいオナニーしてそうなのにな。

また、社浦関連で何かあると思ったが、斜め上を行っていた。

 

ゲーム性

推理パートがある。ロッカーの見取り図が出たときはワクワクしていた。第一章や第二章らへんまでは楽しめたが、失敗しても大丈夫なところと、第四章で超能力が関わっているかもしれないことが分かってくると、萎えた。

 

音楽

EDのvoiceという曲のボーカルなしが印象に残った。ボーカルありを初めて聞いたときに「なんか違うな」ってなった。

 

おまけ

クリア後にキャストコメントがきける。ほかの作品の声優コメントと比べると、長かった気がする。

くすはらゆいさんのところはボーボボを思い出すね。

 

まとめ

序盤は非常によかったが、中盤で話の流れが大きく変わったので、一気に魅力を感じられなくなった。ひかりちゃん好き!

絵のクオリティは業界トップクラス。絵を見るためだけでも買う価値はあるかと。