はじめに
ブログを始めたころに、「まだプレイ本数が少ないのでエロゲに点数をつけたくない」的なことを言ったが、ブログを始めてもうすぐ四年、合計プレイ本数も今年の最初に100本を超え、そして先日ついに200本をも超えました。これだけやればプレイしてよかった、面白かった作品を紹介する記事を作ってもいいだろうと考え、この記事を製作した。
この先、できるだけ毎年100本以上プレイし、翌年の三が日にこの「俺的エロゲ大賞」の記事をあげたいと思う。
また、2019年-2022年はあくまでわたくしがプレイした時期のことを指しているのであって、該当作品の発売時期ではないことを断っておきます。あしからず。
俺的ベストエロゲソング
本編に入る前にまず前座。ここでは印象に残ったエロゲソングを紹介する。自分は音楽については全くの門外漢なので、ランキングなどにせず、ただプレイした順番に並べるだけとする。ものによっては短いコメントもつける。
・キミトユメミシより「時雨Dictionary」
テーマ曲ではなく、あるルートでの挿入局だが、中毒性が高く、楽しい気分になる曲。
「知らない言葉を覚えたら、なんか誰かと会いたくなる」という歌詞に共感しました。
・ユメミルクスリより「せかいにさよなら」
・EXTRAVAGANZA~末路の果てに~より「Sudden Death R99」
・鬼作より「芋虫」
まずエロゲに一般的に認識されているバンドがエンディングを歌うというのが衝撃だった。そしてわたくしの好きな江戸川乱歩に強く影響されたバンドというのも驚きだった。
・吸血殲鬼ヴェドゴニアより「MOON TEARS」
紅白にも出たことのある小野正利さんが担当したエンディング。生の方がうまいくらいすごい歌手。
・ゴア・スクリーミング・ショウより「Distorted Pain」
・DOOP ADVANCEより「LAST IN BLUE」
ゲーム自体はそんなに面白くなかったけど、この曲は聞いてね。
・G線上の魔王より「雪の羽 時の風」
全体的に音楽に力を入れた作品だが、エンディングが一番印象に残った。イントロしゅき、茶太さんしゅき。
・続・殺戮のジャンゴ「Brindiamo!〜俺たちに乾杯」
なぜかイタリア語。
・さよならを教えてより「さよならを教えて -comment te dire adieu-」
本編の雰囲気といい感じにマッチしてる。
イントロ部分の映像が印象的で、『サイボーグクロちゃん』のOPを思い出す。
・euphoriaより「楽園の扉」
一番好きなエロゲソングと言っても過言ではない。
・月光のカルネヴァーレより「嘆きの人形」
映像がすごかった(小並感)
・ク・リトル・リトル 〜魔女の使役る、蟲神の触手〜より「Elder Things」
・夢幻廻廊より「トキのかたりべ」
聞いたことのないものがあればぜひ聞いてみてくださいね。
俺的エロゲ大賞
ほんへ
説明
まず、ここで紹介する作品はどれもある程度面白いと思ったものである。そのため、私のプレイした大半の作品はここに入ってません。また、これはあくまでわたくし個人の感想なので、一般的に評判がいいものでも入ってないことがある。あしからず。
同人ゲ、キャラゲ、ゲーム性、抜きゲ、シナリオゲの5つの部門があり、2つ以上の属性を持つものは、個人的により評価したい部門でカウントする。各部門にはそれぞれにS、A、Bの三つのランクがあり、さらにAとBはA+、A、A-、B+、B、B-のようにより細かく区別できるするように設定した。全部で七段階あるということになる。
S、A、Bの違いに明確な境界線はないが、Aは「胸を張って誰にでも薦められる作品」、Bは「その人の嗜好に合えば薦めたい作品」、Sは「A+の他の作品よりも頭一つ抜けてる」という感じになっている。もちろん各部門でそれぞれ基準が異なっているので、その都度軽く説明を加える。
また、各作品の販売ページのリンクや基本情報は感想記事内にあるので、ここには記しません。
同人ゲの部
同人ゲは基本的には抜きゲ+ゲーム性となっているため、抜きゲとゲーム性部門の基準に安価であることを踏まえての評価となる。
プレイ本数は43。
・B-
リョナがテーマの作品。ゲーム部分は中毒性こそないものの、ちょうどいい難易度となっている。また、リョナのシチュエーションの多さと容赦なさに作者のこだわりを感じる。
・B
中毒性があり、サクッとできる良作。ただ、エロ部分に不満を感じる。
悪代官となって悪事を働くシミュレーションゲーム。ゲーム部分はよくできており、エロシーンのシチュエーションやテキストも悪くないが、絵柄が独特で、かなり人を選ぶ。
・B+
妖怪娘とショタがテーマの作品。100円という安さでありながらストーリー、ゲーム性、キャラクター、音楽などと何一つ手を抜いてる部分はなかった。また、私はモンスター娘というジャンルに全く興味がなかったが、本作のおかげ少し目覚めました。
・A-
三枚のおふだの続編。ボリュームなどのあらゆる面で進化を遂げた名作である。続きものであるため、前作をまずプレイしてください。
キャラゲの部
プレイ本数がそもそも少ないので、評価基準がなかなか定まりにくいが、Aが「素直に面白いと感じ、問題と感じる点がない」、Bが「それなりに面白いが、気になる部分がある」という感じになっている。
プレイ本数は8。
・A-
最初にプレイしたのがだいぶ前で、かつ現実逃避として本作をプレイしたので、思い出補正がだいぶかかってます。最初から最後まで明るい気持ちでプレイできた。無料で入手できます。
ゲーム性の部
ゲーム部分に中毒性があるか、ストーリーとゲーム部分がうまくかみ合っているかが評価基準となっている。
プレイ本数は13。
・A
90年代のゲームでありながら、今でも通用するゲーム性。ストーリーもエロゲらしいダークさがあり、魅力的なキャラクターやヒロインが印象的だった。邪道であり王道である。無料で入手できます。
某『信長○野望』のようなゲーム。2001年発売の作品でありながら、今日でも十分通用する出来で、このタイプのゲームが苦手な自分でもやめ時が見つけられず、頭痛を感じながらプレイした。
・A+
現時点で私のプレイしたエロゲの中で最もプレイ時間が長い作品である。世界観と展開、キャラクターやゲーム性、どれもクオリティ高く、半月近くこのゲームをずっとプレイしていた。やりこみ要素もほとんどコンプリートした。ただ、本作を十分楽しむためには前作である01、02をプレイする必要がある。もちろんいきなり本作をやっても面白いと思う。本当はA+にしようと思っていたが、もっと面白い作品があるらしいので、ここにした。
抜きゲの部
Bは「性癖が合えばおすすめ」、Aは「性癖にかかわらずおすすめ」
プレイ本数は104。
・B-
序盤の感情移入を誘う主人公と周りのキャラクターの関係、そして調教の描写のよかった。ヒロインたちもエロかった。
猟奇的なプレイが有名な作品。実用性自体はもちろん人によるがわたしは抜けなかった。ただ、怖いもの見たさでプレイするのはありだし、好奇心は満たせる。
こちらもその猟奇さで有名な作品。シナリオがいいという評判もあるが、個人的に合わなかった。ただ、starless同様、ここでしか見られないプレイがあるので、そういうのが好きな人種にはおすすめ。
・B
魔法少女が敵から快楽堕ち目的で調教される作品。ロープライスなのでボリュームは少なめ。まあまあ抜けた。
シナリオゲの部
Bは「印象に残ったが気になる部分があった作品、もしくは人を選ぶ作品」、Aは「誰にでも薦められる作品」
プレイ本数は35。
・B-
最も有名なエロゲのひとつ。全体的な完成度は高い。ただ、設定が某マンガと同じだったりと素直に評価できない作品でもある。
正直そこまで面白いと感じなかったが、プレイしてから数か月たっても思い出すシーンがあるため、ここに入れた。
『媚肉の香り』からできた期待には遠く及ばなかったが、ライターのテキストはなかなかに読ませるものであり、ヒロインが魅力的だったため、ここに入れた。
素直に面白いと感じるようなものではなく、プレイしていると次第に悲しい気持ちになる作品だった。激しいSMシーンもあるため、かなり人を選ぶ。
・B
レジェンド作品。意外性があった。でも個人的には『鬼作』のほうが好みだった。
ゲーム性ががっちりとある作品だが、ストーリーが王道でありながら自分に刺さった。ヒロインのキャラデザが最高。
評判のいい作品。テキストはいいし、それなりに面白かったが、全編通してみると致命的な齟齬があるため、素直に高く評価できない。
序盤から中盤にかけての雰囲気と展開がよく、先が気になったが、終盤から急展開があり、いまいちと感じた。
・B+
有名な問題作。プレイしていると気分が悪くなる。パソコンの前から離れても頭から離れず。日常生活に支障をきたす。それだけ作りこまれた作品だろう。Aに入れたいけど、だれにでも薦められうような作品ではない。
・A-
車輪の国とそのFDがセットとなってのこの評価である。かなり有名作品。テキストは読みやすく、プレイヤーの気持ちをよくわかってるライターである。ただ、数年後に再プレイした際に、初見時ほどの面白さがなかった。本編が面白いと感じたらFDは絶対にやってください。
主人公が成長する作品。また、ADVでありながらただの紙芝居ではない。グロが素晴らしい大作。
エロゲ、笑い、涙、エロゲに求めるものがすべて入っている名作。エルフにはまった原因。
・A
前評判を何も聞かずに始めた本作。度肝を抜かれた。タイトルは本作の唯一にして最大の欠点である。
・S
一日でクリアできる監禁もの。監禁といえば安易な抜きゲと連想するだろうが、ところがどっこい、本作はがちがちのシナリオゲである。主人公の心理描写、ヒロインを追い込む際の手立て、抜きゲでは考えられない展開などと、個人的にすごく刺さったというのもあるが、すごくおすすめ。
総評
全体で見るとプレイした203本中28本(14%)、同人ゲは43本中5本(12%)、キャラゲは8本中1本(13%)、ゲーム性は13本中3本(23%)、抜きゲは104本中4本(4%)、シナリオゲは35本中15本(43%)がここに入ってる。
抜きゲはプレイ本数が多いわりに面白く感じたものが少なく、同人ゲもそれに近い状況である。これらを踏まえて、今年は名作の抜きゲと同人ゲを多めにやろうと思っている。
また来年。